漫画では大人気で、アニメ化も決定した「終末のワルキューレ」の最強キャラランキングについて私の考察や感想も踏まえて、ご紹介します。
第5位 トール

北欧最強の神であるトールは、大地をも砕くと言われるミョルニルというハンマーを使い、雷を操る。
彼は、持て余すほどの強さ故にトールはいつも退屈していた。
闘いはいつも一撃必殺で、それに耐えるものは今までにいなかったから。

ラグナロクで対決した呂布奉先は、その一撃必殺の「闘神の雷槌(トールハンマー)」を受けて耐えるどころかカウンターでトールに傷を与えた。
ラグナロクで対戦している呂布奉先も同じように退屈していたからこそ、戦いの最中二人は好敵手と認め、笑みをこぼした。

その後決着はすぐについた。
二人は最高の一撃を相手にぶち込み、呂布奉先を破った。
淡々と相手を屠る姿は、男なら憧れてしまうのではないでしょうか。
第4位 佐々木小次郎

秘剣燕返しで有名な剣士である彼は、大剣豪宮本武蔵に敗れてもなお最強を求め、死して尚最強へと歩み続ける男として作中では紹介されています。つまり、史上最強の敗者です。
このラグナロクでは、人類はその人が一番強い時期で参加します。もちろん、歴史上の人物なので絶対そうしますよね(笑)
しかし、佐々木は明らかに歳を取ってるように見えます。それは、先ほど言ったように死して尚最強を追求する男だからこそ、400年以上歳を取っている今が洗練されているのです。
初登場の時、牛乳の入ったポットのようなものを刀で一滴もこぼさずにキャッチしてます。
まさに達人の域に達しているのです。

闘技場に登場した時も、刀を一振りしただけで周りで荒れていた水面が凪ぎ、それを見た会場にいる宮本武蔵が「あれぞ剣を志し者すべてが目指した境地、天下無双」と言うほど洗練されていたのです。
彼の強さは、ただ愚直に強さを求め強者に一度手合わせを願い、その後何度もイメージトレーニングで強者と戦い、敗れては鍛錬を行いまた挑む純粋な欲求です。
それは、ラグナロクでの相手である海の神ポセイドンにも同様であり、戦闘中にイメージトレーニングを行い、相手の動きをシミュレーションする。

それは、今までイメージトレーニングしてきた相手を自分に昇華することすら容易であった。そのポセイドンとの死闘の末、相手の動きだけでなく空気の揺れなど森羅万象をよむ「万手無双(まんじむそう)」という境地に到達し、最恐の神と言われたポセイドンを破りました。
まさに、武士らしい生き様ですね。
「失敗は成功の基」を体現した生き様は、読んでいて勇気づけられました。
第3位 ヘラクレス

ヘラクレスは、神から与えられた12の難行を突破し半神半人から神へと昇った男。
少年であったヘラクレスは、誰よりも貧弱な体格をしていた。しかし、誰よりも強く正しい心を持っていた。
いついかなる時も、皆のために先頭に立ち続けた。

正しき者の為に強くあろうと訓練をした少年は力をつけ、ヘラクレスが住む土地に神軍が攻めてきた際も立ち向かい、「ゼウスの血(アムブロシア)」を飲み、力を得て神になった。

ラグナロクでの相手は、あの切り裂きジャックで有名なジャック・ザ・リッパーだった。
彼は、戦闘の中で様々なブラフを織り交ぜてヘラクレスを苦しめる。
しかし、ヘラクレスの技は12の難行を乗り越え手に入れた「十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)」でジャックに対抗する。

この技は、威力が凄まじいゆえに代償も大きく、技を使うたびに体に入っている刺青が広がり、広がるごとに耐え難い痛みが襲うもので、その刺青が体全身に回った時ヘラクレスは死ぬという諸刃の剣なのである。
最期はジャックに胸を突かれ命を落とすが、人類史上最大の殺人鬼に対しても”愛してる”と言い、抱きしめて消えていった。
技や武力だけでなく、最強の心を持った漢こそがヘラクレスなのである。
こんな男に私もなりたい。
第2位 ゼウス

神のトっプに君臨するゼウスは、このランキングに入らなわけがない。
若きゼウスは、宇宙最強決定戦(ティラーノマキア)という大会の決勝で当時宇宙最強と言われた父であるクロノスに完勝した。そのその大会で一度も技を受けずに勝ち進むほど強く、最後にはクロノスの顔を踏みつぶし命を絶っている。

その彼の最強の技は、時間をすべて支配する「時を超える拳」。つまり何を言っているかわからないくらい速い拳です。さすが神ですね。次元が違う。

そんなゼウスには最終形態があり、それは「亜陀磨須(アダマス)」という極限まで自らの筋肉を圧縮させ凝縮することにより、強大なエネルギーをただ拳に乗せるシンプルは一撃である。

まさに、simple is tha bestを物語った秘技と言えるだろう。
読んだことがない方はわけがわからないと思いますが、読んでみたらわかります。
神のみができる御業であると。
第1位 アダム

全人類の父で自らを”男”と名付けた彼は、この神vs人間の闘い(ラグナロク)で対戦したのが絶対唯一神ゼウスだった。ゼウスは父であるクロノスを殺し戦闘愛好家と紹介されている。

そのゼウスの技は、亜光速のジャブを連続で繰り出す「黄昏流星群(メテオジャブ)」

「神の斧」という下段蹴り。それは0.00000001秒のすさまじい速さの蹴り。

それをすべて避けてみせたアダムの能力は、「神虚視(かみうつし)」というものですべてをコピーして繰り出すことのできるもの。
その神虚視でゼウスを戦闘不能にまで追い詰めるほどであったが、ゼウスが力尽き膝をついた時にはアダムは死んでいた。そう。立ったまま死んでいたのだ。

ラグナロクには破れてしまったが、神のトップに君臨するゼウスが認めるほど強かったアダムは、作中の最強と呼ぶにふさわしい漢なのではないだろうか。